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クラシック音楽への愛と悲しみの日々(一枚のLP、CDから「書き尽くす」がコンセプト)
by franz310
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デパ屋ペットショップ店長、KGB愛に間違い電話をかける。

b0083728_2153564.jpgお客様の手元にある
ポイントカードを、
自由自在にあやつって、
お客様の方では、
まったく、
損したことを
感じないにも
かかわらず、
そのかわり、
こちらばかりが
うはうはと
面白いように
得をするという、
夢のビジネスを
考案した
デパ屋店長は、
夜通しかけて、
特許明細を書き上げた。

そうして、儲けた資金を持って、
JR麩菓子日本の推進するエキナカ商店街に、
ペットショップをオープンする。

そんな壮大な夢を見ながら、
気持ちよくなっていた
デパ屋総務庁店長。

が、朝、目覚めてみると、
すでに日は昇り、
すっかり開店の時間を
寝過ごしてしまったのである。

あわてて、職場に電話して、バイトのねーちゃんが、
ちゃんと開店の作業をしているかを確認した。

「おい、開店してるだろうな。」
「おたく、誰ですかあ。」
店長は、バイトの姉ちゃんが、
寝ぼけたことを言うので、血管浮かせてぶちきれた。

「俺だ。開店してるかってんだ。」
「ああら、お言葉だこと。
当然、開店してるってことよお。
で、あなたはだあれ?」
「だから、店長だって、言ってるだろう。」
店長は、さらに大きな声で受話器に向かって叫んだ。

「でも、私だって、店長なんだもの。」
「かーっ!今だけなら、店長やってろ。俺をなめるなよ。」
「あら、何故、なめたらいけないのかしらん。」
「俺は、夢の店をオープンするからだ。」
本当は、こうも言いたかったのだ。
「そうしたらな、お前なんかくびにしてやる!」
しかし、それを言って、相手がぶちきれて、大事な水槽を、
壊しまくって出て行ったりしたら大変だ。

「あら、そう。それには、ナイスなアイデアが必要ね。」
「ふっふっふっ、それがあるんだ。ナイスなアイデアがな。
いいか、それは、言わば、人の財産を自由自在に操る、
究極の流通形態なのだ。わーっはっはっはっ!
その特許を、俺様は、今、まさに、書き上げたのだ。」
その自信に気迫負けしたのであろう、さすがの生意気姉ちゃんも、
言葉を失ってしまったようだ。

しばらく、沈黙があった。

「あら、あなた。それ、『KGB愛』の、『グランドすら無』計画の世界と、
同じじゃないのお。」
「何い。俺のオリジナルだぞ。言いがかりをつけるか、べらんめえ。」
いつもは、気の小さい店長も、いいアイデアが出た時だけは、
やけに気持ちが大きくなる。

「あんた、間違えてないですかあ?あんたが話してる相手、
私って分かってるのお?こちら『KGB愛』のeuショップよお。」

「げっ!」
デパ屋総務庁店長は、息を呑んだ。
自分の部下だと思っていたのは、何と、一番のお得意さまだったのだ。
寝ぼけていて、焦っていたし、浮かれてもいたので、よく確認しなかった!

「ああっ、KGB愛のeuショップ、穴須タシアさんでしたか。
すみません、間違ってしまいました。」
「ああら、いいのですよお。ところで、モバイルめだかの、
応用アイデア、出来たみたいじゃない?
当然、特許、単独出願じゃないわよねえ。」
「ううっ!」

この時、店長の頭はかなり混乱した。
お客様が、共願にしようと言っている時に、どうやったら断れるだろうか。

この特許の独占実施権は、なんとか一人占めしたいところだった。

「ああら、それ見たいわねえ。当然、うちのインフラ使うのよねえ。
まさかあ、端末のお、それもメダカの部分を作っているだけの、
あなたんとこだけでえ、そんな壮大なビジネス、出来ないデスからねえ。」

そういわれてみればそうだ。
しかし、その場合、儲けは半減するかもしれない。
店長は、エキナカ商店街のペットショップを、頭の中で、
半分くらいのスペースにしてみた。

だいぶ、しょぼくなったが、
それでもまだ、今のデパート屋上店舗よりは、
ずっとましだった。

何故なら、デパートなどに来る客は、年々減少し、
最近では、遊園地のスペースも縮小するばかりだからだ。
しかし、駅中の商店街は違う。
有名な大見得駅の商店街を見てもらいたい。すごい繁盛だ。

「もっ、もちろん、穴須さんとの共同出願でございますよお。」
「あらそお、じゃあ、その書いた書類、メール添付で送ってくださるう?」
「いや、最初からそのつもりでいたから、ついつい、電話も間違えたのでして。」
「じゃあ、出願人には、『KGB愛』、発明者には、『穴須タシア』と、
書いてあるのですねえ。わあお、嬉しいわあ。
ロシアにも出願しましょうねえ。」

「はあ、ロシアですか。」
「当たり前じゃない。ロシアの富豪の遺産で、始まった研究でしょ。」
「まあ、一部は。」
「わかったらあ、早めに送ってちょうだいねえ。」

「はいはい、今、送ります。確認してください。」
店長は、もう疲れ果てて、ささと電話を切ってしまいたかった。
特許出願前に、相手に知らせてしまうとは、何たる失敗であろう。

店長が、受話器を、もう置こうかなと思った時、
先方は、さらに、厳しい要求を繰り出してきた。

「あと、あのドジョウの件は、確認してくれましたかあ。」
「ああ、あのクロメダカの件ですね。」
「そうデス。クロメダカのハードディスクには、
たくさん、重要情報ガ入っていた可能性ありマス。
それが、知れ渡ったら、私たち、危ないデスよお。
特許も重要ですが、やるべきことをちゃんとやってくださいねえ。」

「はい、分かりました。」
特許はやるべきことではないんかい。
そう考えながら、むかむかして、
今書いたファイルを、店長はメール添付で送信した。

が、果たして、店長のぼけた頭は、大丈夫だろうか。

そう、彼は、正しくメール送信しようとしているかを、
もう一度、確認するべきだったのだ。
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by franz310 | 2006-12-20 23:26 | どじょうちゃん
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