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クラシック音楽への愛と悲しみの日々(一枚のLP、CDから「書き尽くす」がコンセプト)
by franz310
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デパ屋ペットショップ店長、エキナカを行く。

b0083728_0321765.jpgデパ屋総務庁、店長が、
帰宅時に駅中を歩いていると、
後ろの方から、
ある会話が聞こえてきた。

話をしているのは、
若い男の二人組であった。
その話は、
まるで示し合わせたように、
店長が、
目下研究している、
ポイントカードについての
命題なのであった。

店長は、この偶然を、
驚きながら、耳を澄ませた。

「ポイントカードがあるとさあ、
まじ、買うものがなくても、
ついつい行っちゃうってこと、
あるんだよなあ。」
「まじ、それあるよな。」

「○×電機はさあ、
店に行くだけでも、
ポイントがついちゃうんだからよお。」
「まじかよ、行くだけでえ。」
「まじだよ。毎日行くだけで、
電池くらい貰えそうなんだよな。」
「まじかよ。」
「まじだよ。」
「ホント、まじかよ。」
「ホント、まじだよ。」

その時、店長の脳裏に、ふと、ある真理が思い浮かんだ。

その真理は、話題のウェブ2.0といったテーマにも、
ダイレクトに直結する真理とも思えた。
つまり、「ロングテール理論」。

この理論は、そもそも売れる商品は、非常によく売れるが、
それは、非常に限られていて、
売れない商品は無数にあるが、徹底的に売れないという現実に対し、
この、売れない商品の長い長いリストを、しっぽに見立てたものだ。

しかし、広い世界を見渡せば、
一般的には売れないとされた、その長い尻尾の中の一品が、
欲しくてたまらない人がいる。
その人にだけ、買ってもらえればよいではないか。
その長い長い尻尾がすべて、無駄なく売れるとすれば、
これはこれですごい商売になるというわけだ。

従来、くずのように思われていた、売れない商品が、
ウェブの世界では、ダイレクトに、欲しいユーザーに
届けることが出来る。

これと同様、期限が切れたり、カードを紛失したりして、
くずのように捨てられてきたポイントがある一方で、
こうして、毎日通ってでも、
ポイントが欲しくて欲しくてたまらない人がいる。

「そういえばよお、今日はDog・OFFでよお、
ポイントが溜まらないからよ、
まじ、店員に文句言ったんだ。」

ふと、そんな会話も聞こえてきて驚いた。
店長は、自分も付き合いのある、Dog・OFFの話題が出たようなので、
思わず、声のする方向に、耳を傾けていた。

「そしたらよお、店員のやつ、カード提示がありませんでしたから、
とか言いやがってよお。まじ、驚いたぜ。
普通、お前が、先に、カード出すように言うもんだろって、
まじ、どやしつけたくなったぜえ。」
「まじかよ。そりゃあ、ひでーなあ。まじ、ひでーよ。」

ああ、あの社長も、結構、悪いことをやってるな、
そう考えて、店長は嬉しくなった。
そして、素晴らしいアイデアの構想を続行した。

そうだ、ポイントが欲しくてたまらない、こうした人たちに、
ポイントなど、いらない人たちが持っているポイントを、
売りつけてしまえばどうだろう。
あと1ポイント貯めれば、500円のものを購入できる場合、
ひょっとしたら、1ポイント499円で売れるのではないか。

つまり、ポイントは、場合によっては、いかなる価格にも出来るのである。
そのポイントは、新たに発生させる必要はない。
次の瞬間にも失効するポイントなど、いくらでもあるからだ。
この失効するポイントの持ち主から拝借すればよい。
どうせ、失効するのだから、気が付きもしないし、何のアクションも起こすまい。

店長は狂喜した。
ついに、夢見ていた世界、自分がポイントの世界の中心に君臨し、
自由自在に、世界中のポイントを操るのだ。
モバイルめだかにポイントを貯めておき、
有効期限付きとする。
そうして、有効期限が来る直前のものは、
すべて、自分が貰い受けよう。

だから、タオル・レガードの閉店間際に、
モバイルめだかを持って店内に潜入する。
そして、その日を持ってポイントが消失するお客様の、
居場所をすべて確かめてみる。
GPS内蔵のタイプのめだかなら、すぐに居場所が分かるはずだ。
そして、到底、タオル・レガードに、
来ることの出来ない距離にいるお客様のポイントは、
失効するしかないのである。

それをごっそり、遠隔操作で頂いて、
自分で使ってしまうわけだ。

店長の脳裏には、尊敬のまなざしをした店員に、
「ポイントがいっぱいになりましたね、お客様。」
と言われる瞬間が思い描かれた。

「もうこれで、若い店員に、軽蔑されることはない!」
店長の口から、そんな言葉が飛び出たので、回りを歩いていた人たちは、
驚いて振り返ったりしていた。
しかし、店長には、そんなことは何の問題にもならなかった。
考えても見たまえ、ポイントが溜まらずに、期限切れになって、
失効したカードが、何度、あの店員たちによって、屑箱に入れられたことか。

そして、見下したような表情で、
「お客様、このカードは、すでに期限が切れておりますね。」
などと、馬鹿にされることもなくなるのだ。

何なら、その失効めだかのお客様のポイントは、
そのまま残しておいても良いのだぞ。
そうそう、あくまで、溜まっているように表示しておけばよい。

ふっふっふっ、そのポイントがすっかり使われたことを、
別に知らしめる必要などどこにもないのだ。
お客様には、使われずに失効したポイントを眺めながら、
ため息の一つでも吐く楽しみを残しておいてやろう。

そう、スタンプみたいに、印字だけは残してやっても良いぞ。
どうせ、使えないことにはかわりはないのじゃ。

店長は、浮かれまくって、家路を急いだ。
エキナカの賑わいを見て、いつか、この中に、
自分もペットショップを構えるのだ、と思うと、
また、さらに気持ちが高ぶってくるのである。

駅を出ると、空の低いところに三日月が見えていた。

そして、店長は、景気づけに駅中商店街で買った、
コンビニのロースかつ弁当を平らげると、
さっそくパソコンに向って、この素晴らしい発明の特許出願用書類を、
まとめ始めたのであった。

すると、アイデアが泉のように湧いてきた。
その失効ポイントをこっそりくすねるというのは、
あまりに革命的で、頭の固い特許庁審査官には、
理解できないかもしれない。

失効間近のポイントをお持ちのお客様から、
いくらかの現金で購入できるようにしてもよい。

さらには、モバイルめだかの他のサービスと交換してもよいぞ。
たとえば、タオル屋の2000円近くのポイントが溜まっている場合、
ペットショップの、金魚藻くらいとなら引き換え可能にしても良い。
あるいは、誰も聞きたくない着うたか何かにでも変更しても良いぞ。

そうだ、アライアンスが有利になるように、
KGB愛が考えそうな、アイデアも盛り込んでやろう。
例えば、レスモなんかどうかな。
レーニンの革命理論でも、ポッドキャスティングできるようにするとか、
スターリンの演説でも、毛沢東の語録でも、何でもござれだ。

店長は、夜が更けるのも気づかず、
ひたすらに実施例を追加していくのであった。
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by franz310 | 2006-12-17 00:39 | どじょうちゃん
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