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クラシック音楽への愛と悲しみの日々(一枚のLP、CDから「書き尽くす」がコンセプト)
by franz310
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どじょうちゃん、カクテルに酔う。

b0083728_22503119.jpg「これまでの
お話から
察するニ、
トテモ意識の
高い
選ばれしい、
どじょうちゃん
ですねえ。」

お姉さんは、ようやく、話が分かる客が来て嬉しいようだった。
「デスカラ、今日はあ、特別にい、深い思想から、
お教えいたしまショウ。」

お姉さんが、
意味ありげな視線を寄越すので、
うれしいような、恥ずかしいような、
くすぐったいような感じがした。

どじょうちゃんは、
ごくりと固唾を飲んで、身を乗り出した。
すると、お姉さんは、人差し指を、
ぴしりと立てて、こう語りだした。

「そもそもですよお、
あなたも、共感していたヨウニ、
この地球は、みんなのものなんですう。
美しい緑、清らかな水の流れ、そして、豊かに広がる耕地、
これらは、互いにフカイ関連で、結ばれていて、
ドノ一つが欠けてモ、美しい祖国は、
ありえないのデスねえ。」
金髪のお姉さんは、ウォッカを飲んだみたいに赤くなって、
熱弁をふるいだしていた。

「ところがあ、
資本主義の豚どもがあ、
この大地を、かってきままに、
これは、おれのものだとお、
切り刻んでしまったのですう。」

どじょうちゃんは、
何故、こんな話を聴かないといけないかと、
ふと、疑問に思った。
もう、通信と放送の問題、
田畑と、どじょうの問題も解決方向、
それなら、長居は無用だと考えていた。

ただ、漠然と、自分がここにいる理由を、
必死で思い出そうとしていた。
ふと、「euショップ」の壁に、
「レスモ」という、ポスターが、
目に止まった。

「ところで、あの、
レスモというのは、何でしょうか。」
お姉さんは、ここで、遂に、
お姉さんが、こうした場合によく見せる、
軽蔑に満ちた微笑を、遂に見せた。

「えっつ、『レスモ』も知らないのですか。
あなたは、非常に聡明なあ、
どじょうちゃんだと思いましたが、
やはり、歴史認識ニツイテは、
ちょと勉強シナオス必要ありますね。
いいですカア、
レは、レー○ンの『レ』、
スは、ス○ーリンの『ス』、
モは、モバイルの『モ』ではないですかあ。
この、音楽機能を使いますとお、
腐敗シタ、形式主義の退廃音楽ではなくう、
組織に忠誠を尽くしたくなる、
革命歌が、通勤や通学の途中でも聴けるのですう。」


どじょうちゃんは、
何だかよく分からないので、
話題を移そうと、壁のポスターを、
いろいろ見たが、
ついに、「モバイルめだか」の広告を見つけた。
「そうだ、これを調べに来たのだった。」

どじょうちゃんは、本来の目的を思い出し、
今度こそは、馬鹿にされないように、
言葉を選んで、虚勢を張った。

「うむ、私に『レスモ』は、必要ないが、
時に、あのモバイルめだかとは、
最新の機能なのかねえ。」

「あ、あの機能は、我々の、キラーコンテンツですう。」
「キラーとは、物騒ですな。
そうした、キラー行為が行なわれていることが、そもそも信じがたい。
クロメダカちゃんも、そうやって、テロの標的にされたのである。」
どじょうちゃんが、嘆息すると、金髪お姉さんの目が、きらりと光った。
「いま、クロメダカちゃんと言いましたか。」

どじょうちゃんは、お姉さんの表情から、
すでに営業スマイルが消えていることに気付き、
ヒゲつきの口をぱくぱくさせた。
「あなたはあ、クロメダカちゃんの関係者ですねえ。」
その恐ろしい目を見ていると、どじょうちゃんは、
否定しようとしても、ぱくぱくするだけで、
何も出来ないのであった。

すると、お姉さんは、にこりと眩しい笑顔を見せると、
機嫌がなおったかのように、このように言った。
「まあ、私たちはあ、あまりにもお、親密なお話で、
ちょっとお、お話し疲れましたですう。」
お姉さんは、胸元から携帯電話を取り出して、二次元コードをぱちりと撮影した。
「こうするだけでえ、注文がデキルのですよお。」
どじょうちゃんが、目をぱちくりさせていると、
背後から、屈強な黒服の男たちが現れ、二人の向かい合う
カウンターの前に、きれいなグラスに入った、カクテルを置いて立ち去った。

「どじょうちゃん、今日は、ようこそ、
いらっしゃいましたですねえ。
とりあえず、ポータビリティ制度を前に、乾杯致しましょうかあ。」
どじょうちゃんは、頬を赤らめて、カクテルをちびりちびり飲んだ。
お姉さんは、がぶがぶ飲んだ。

「キラーコンテンツもですねえ、
高い理想のためには、時として、やむを得ませんねえ。
あの、モバイルめだかには、大衆の私財を、納める機能が、
含まれていますう。まずはあ、グランドすら無計画の前にい、
この私有財産とイウものを、整理する必要ありますねえ。」
どじょうちゃんは、頭がふらふらして来たが、
必死で、お姉さんの言うことを聴こうとした。

「ソモソモ、これは、私の曾祖母があ、
私財を投げ打ってえ、達成しヨウとしたあ、
悲願なのですう。」
どじょうちゃんは、何だか、聴いた話だと思ったが、
肝心な話を聴きそびれた。
そして、何だか、悪酔いしたようなので、
水槽に帰ることにした。
どじょうちゃんは、ふらふらになって、
水槽に戻って来たが、翌朝には、
冷たい骸となっていた。
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by franz310 | 2006-10-25 22:55 | どじょうちゃん
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